ムシムシとした日が続きますね。牛も暑そうにしています。なにせ我々人間と違い、全身毛皮に包まれていますから、かわいそうなものです。せめて風通しをよくしたり、水をきちんと飲めるよう、気を配ってあげましょう。
ということで、今回はその飲み水についてのお話です。
牛の飲み水はきちんとキレイにしてあげていますか?
…ここで首を横に振られてしまうと悲しいのですが、筆者はキレイな水を与えることはとても大切だと感じています。牛相手の仕事をされている方々でも、水槽掃除は毎日やった方が良い、という認識の方は少なくないのではないでしょうか。
実際、水槽やウォーターカップを掃除した後に、牛が嬉しそうに水を飲む姿を見かけませんか?
人にとっては汚れてないから別にいいや、というものでも、牛にとってはそうではないかもしれません。きちんとキレイな水を飲ませてあげましょう。
さて、アグリサービスでの水の与え方ですが、導入舎ではバケツ、哺育舎からは水槽という形になっています。
導入舎では、画像左の白いバケツに水を入れ、置いています。
量は2ℓからスタートし、配合500gごとにさらに1ℓずつ増やしていく、という方式をとっています。特に、暑い夏場は3ℓと多めに与えるようにしています。
配合や乾草の食いが上がれば上がるほど、やはり水も飲むようになります。
ただ決まった量を機械的に与える、ということではなく、牛の状況を見て調整してあげるといいですね。
次に、哺育舎以降のこうした水槽ですが、1日1回は掃除しています。哺育舎では、真ん中のカバーをロンテクトにどぶ漬けにして消毒作業も行っていますよ。
ところで、水槽掃除に使うブラシ、皆さんはどのようなものを使っていますか?
アグリサービスではですね…
なんと、こういったトイレ用のブラシを使っています。
なぜかというと、こうしたブラシは曲がっていて、細かいところにも届きやすいからです。
また、柄が長い分、冬場でも水の中に手を突っ込む必要がそこまでないので、「手が冷たい!やりたくない!」という気持ちを遠ざける意味もあります。100均のものなんかをうまく使えれば、安価で済みますしね。
というところで、今回はおしまいにしたいと思います。
次回は、今回の内容とも関連させて、子牛に水を与える、ということについて、もう少し掘り下げていきたいと考えています。
7/19更新予定です。またみてね!
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