飲みの良さと免疫の良さ

虫の鳴き声がそこここで聴こえ、徐々に秋の空気が漂ってきたように感じます。暑さも少しだけ落着きをみせてきたような……。

と、ここまではいいのですが、夜になるとけっこう涼しくなりますね。昼暑い、夜急に涼しくなる、という寒暖差で、牛も風邪を引きやすくなるかもしれません。咳しているな、息が荒いな、と感じたら、早めに対応してあげましょう。肺炎はこじらせると厄介ですからね。

さて、今回はかなりふわっとした内容です。飲みの良さと免疫の良さ、というタイトルですが、どういうこと?というとですね……。

結論から述べてしまいましょう。移行免疫状態の良い子牛は、飲みも良い子牛が多くないか?ということです。とはいえ、何かデータを示せるわけではありません。免疫はさておき、「飲みの良さ」をデータとしてどの程度表現できるか?ということがあります。どれくらい飲んだら「良い」といえるのかを定義するのは難しいと思います。 これまで子牛を見てきて、免疫の良い子牛の雰囲気、というのはなんとなく感覚としてあるように思えます。あくまで傾向の話でしかありませんが、移行免疫状態の良い子牛は、哺乳欲が旺盛で、哺乳に対して積極的、活力もある気がします。平たく言えば、人をみて「ちちくれ!」とトコトコ寄ってきたりするような子です。元気な子は、目がキラキラしているような気がしますね。

対して、免疫状態の良くない子牛には、いまいち活力のない子が多いように感じます。ミルクの飲みがあまりよくなかったり、なんとなくぽけーっとしているような感じがしたりと、そういう子が多いかな、という感じです。

これらはあくまで筆者の体感の話ですので、「それあなたの感想ですよね?」と言われてしまえばそれまでです。ただ、長年子牛を扱ってこられた方の中には、共感していただける方もいるのでは……?と願っています。

ここまで長々と話しましたが、そもそも哺乳欲が旺盛だから、初乳をよく飲み、免疫も良い、というのはあるのではないかと思います。逆に、最初の時点で哺乳欲があまりない子は、何らかのテコ入れがあってもいいのかもしれませんね。

ということで、今回はおしまいです。次回は9月13日更新予定となります。閲覧ありがとうございました!

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