今回は導入舎についてのお話です。施設紹介のページをご覧になってくださった方もいらっしゃるかもしれませんが、導入された子牛はこの牛舎で管理されます。ハッチがどんな構造になっているかは、前回の記事でも少しお見せしていますが……
このように、子牛を個別に管理しています。このハッチが1棟に38、それが2棟ありますので、計76頭分のハッチがあります。ちなみに、この壁には取っ手がついていて、引き抜いて運べるようになっています。つまり、子牛を移動させた後にこの壁を動かしてしまえば……
あとはこの敷料を、ショベルで押し出してあげれば、楽に片付けられるというわけです。これを洗って、またパネルを戻せば、あとは石灰を塗ってバッチリ!ということですね。
ところで、敷料についてですが、オガクズの上に麦稈を敷いています。こうすることで保温性が増しますし、水分を下のオガが吸ってくれるので、子牛が寝る麦稈の上は乾いた状態を保てます。オガが汚れてきたら、オガごと交換してあげています。除糞は1日2回行っています。だってその方が子牛ちゃんは喜んでくれる……と筆者は勝手に思っていますので。
ちなみに、ハッチの床は傾斜があるので、液体は床に溜まりにくく、ハッチの裏側にある尿溝(画像右)に流れていくようになっています。
続いてはこちら。バケツ置き場です。真ん中にある取っ手をこうすれば……
はい、このように、バケツがひっくり返らないように抑えてくれます。これ、うっかり忘れてしまうと、子牛がバケツをひっくり返して配合が悲惨なことに……。特にいたずら好きな子は要注意ですね。
さて、ここまで色々とご紹介してきましたが、実は一番の目玉を紹介していません。お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、そう、哺乳ロボットです。カーフレールといいます。
次回はこのカーフレールについて、詳しくご紹介していきたいと思います。次回は4月23日更新予定です。それではまた次回、お会いしましょう!
またみてね!
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