なぜ同じ月齢でも、離乳できる子とできない子がいるのか?

子牛を育てるうえで、離乳はひとつの大きな節目です。

「いつ頃やるの?」
「早すぎても大丈夫?」

と気になる畜主さんも多いと思いますので、今回は当センターが大切にしている離乳の考え方をご紹介します。

「何日齢になったら」だけでは決めていません

離乳というと「何日齢になったらやる」というイメージがあるかもしれません。もちろん日齢はひとつの目安ですが、現場ではそれだけで判断することはありません。

同じ時期に生まれた子牛でも、スターターをよく食べる牛、ゆっくりな牛、体調を崩しやすい牛と、それぞれ違います。だからこそ、その子の状態を見ながら進めることを大切にしています。

離乳でいちばん見ているのは、ちゃんと自分で食べられているかどうか

離乳で私たちが最も重視しているのは、子牛が自分でしっかり飼料を食べられているかどうかです。

離乳とはただミルクをやめることではなく、「ミルクに頼らなくても自分で育っていける状態に持っていくこと」だと考えています。

特にスターターの食い込みは大切な目安です。しっかり食べられるようになることで第一胃の発達が進み、離乳後も安定して育ちやすくなります。逆に食べられていない段階で急にミルクを切ると、発育が鈍ったり、体調を崩す原因になることも…。

そのため、採食量が安定しているか、日によってムラがないかをしっかり確認しています。

急がず、その子のペースに合わせて進めています

離乳は子牛にとって大きな変化です。急に哺乳をやめるとストレスになることもあるため、状態を見ながら少しずつ哺乳量・回数を減らしていきます。

離乳前後は特に、

・食欲や元気があるか
・水をしっかり飲んでいるか
・便が崩れていないか
・呼吸器症状が出ていないか

といった点を丁寧に観察しています。

毎日のちょっとした変化が、大事なサインです

離乳がうまくいくと、その後の発育の土台になります。反対に無理をすると、後々まで影響することも。

食べ方、飲み方、便、表情、動き方…そうした小さな変化を見逃さず、1頭1頭にあった管理をしていくことが、畜主さんに安心していただける育成につながると思っています。

これからも現場で大切にしていることを、少しずつブログでお伝えしていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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