5月下旬、育成牛を公共牧場へ入牧させる作業を行いました。
下の写真のように、家畜車に牛を積み込み、放牧地まで運びます。
牛を運搬してくれるのは農協職員の皆さんです。牛を積み込み、放牧地で降ろす、というのを何度も繰り返すため、非常に大変な作業です。本当にお疲れさまでした。
アグリサービスからは、
●見晴(遠軽)
●八重(生田原)
●旭(上湧別)
●富美(上湧別)
の4か所への放牧となりました。
放牧の対象となるのは、10ヶ月齢以降の育成牛と、今年9月以降分娩予定の牛です。体も大きいので、家畜車に積み込むだけでも一苦労。すんなりと乗ってくれればいいのですが、怖がって進んでくれない場合は、皆で押したり、モクシをかけて引っ張ったり…。
放牧するメリットとしては、まず、餌の負担が抑えられます。育成舎の中は牛が少なくなるので、餌やりの作業が楽になります。当然、餌代も少なくなりますね。
牛舎の中と違い、広い場所で自由に歩き回れるので、牛の足腰が鍛えられるのもメリットの1つです。
ただし、放牧後、牛はかなり痩せて帰ってきます。それを見越して、あらかじめ少し太らせて送り出していますが…。帰ってきたら、まず太らせるところから始めないといけませんね。
放牧は10月末まで続きます。せっかくなので、牛たちには広い外の世界を楽しんできてもらいたいものですが…くれぐれも怪我には気を付けてね!脱走もしないように!あと、熊にも気を付けて。
さて、来週の更新は6月14日を予定しています。
次回は…
【牛の中耳炎について】
最近中耳炎になる子牛がぽつらぽつらと出ており…現場の担当者も頭を抱えているところです。
今後、牛舎の煙霧消毒もしますので、そちらについてもまたご紹介する機会を作りたいと考えています。
ということで、今回はこのあたりで。閲覧ありがとうございました!
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